アイガモ農法で、農薬や化学肥料一切不使用
太陽・水・土の自然の恵みを最大限に生かし、自然循環型の微生物堆肥を投入することで、種子消毒から収穫まで、一切、化学肥料や農薬を使用しない金澤さんのお米。その栽培を助けているのが元気なアイガモたち。
害虫や草を食べて、土をかき混ぜて酸素を送ってくれるアイガモのおかげで、稲の根がしっかり強くはり、お米の甘みとコシを生み出します。米づくりには、いくら手間ひまをかけても、“これでいい”ということはない、と語る金澤さん。
一生に一度は食べたい、昔ながらの最高級天日干し
新米の乾燥には機械を用いるのが当たり前となった現在もなお、機械乾燥の数倍もの手間がかかるといわれる昔ながらの天日干しを続ける金澤さん。この手間ゆえに大量生産できないかわりに、そのお米はこだわりの結晶。栗の木で組んだ「はさ」に稲をかけて、太陽の光と風の力でゆっくりと乾燥させることで、うま味をたっぷり含んだ、おいしいお米になります。
お米は栄養豊かな胚芽を残した九分づき。まだ舌が添加物に汚されていない子どもたちにこそ、本物のお米の味を知ってもらい、しっかり噛む習慣を身につけてほしいという願いがこもっています。また鮮度を長く保つため、精米前のお米は低温で貯蔵。食味を落とさないようにするために、精米前にいったん常温に戻したり、精米後のお米を広げて冷ましたり、美味しく食べて頂くための手間を惜しみません。